(日本経済新聞:平成26年03月04日)
3月3日(ブルームバーグ):東京証券取引所に新規上場するジャパンディスプレイの株式公開価格の国内募集の仮条件が3日、1株あたり900~1100円に決まった。公開価格は10日に決定する。金融庁の開示資料で分かった。想定発行価格は1100円としていた。上場は19日を予定している。ジャパンディスプレイは、「iPhone(アイフォーン)」を販売する米アップルにも商品を供給する中小型液晶パネル世界最大手。政府系ファンドの産業革新機構が主導してソニー、東芝、日立製作所の中小型液晶パネル事業を統合し、2012年に事業を開始した。調達資金は茂原工場や石川サイト能美工場の設備増強に充てる。市場調査会社NPDディスプレイサーチによると、ジャパンディスプレイの中小型液晶パネルの2013年の出荷額シェア見通しは約17%と首位。シャープと韓国LGディスプレーがそれぞれ約15%-となっている。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140303-00000029-bloom_st-nb