ローリング・ストーンズがいま正に来日公演を行っている。
僕は90年と95年と98年の来日ツアーに行っている。
どの公演だったか憶えていないが続けて行った記憶があるが定かではない。
何れにしても合計三度のライブは体験している。
(ん?いま書いていてあれからもう20年以上も経っていることに驚いた。)
実はストーンズのファンではないし特別な思い入れもない。
ただ、本物のロックという物を全身に浴びたかった。
感想としてはもちろんステージ上のパフォーマンスに圧倒されはしたが、
そんなに興奮も目が覚めるほどの感動もさほどなかった。
なんだか身も蓋も無いが僕の実感は大凡そんなもの。
ではなぜ複数回も高いチケット代を払って観に行ったの?
うむ、初回以降楽しみにしていった理由は、
なんと会場で呑む生ビールがべらぼうに旨かったから。
今は知らないが当時はドリンクコーナーの横に喫煙コーナーが併設されており、
ちょっとしたスペースがあった。
そこにたむろしている知らない奴らとビールを飲み交わし、
ストーンズの生演奏を肴に踊り倒すのが目的になっていた。
それにしても酔っぱらいにはストーンズの単調な調子が良く染みる。
これがロック本来の聴き方ではないか?とも思った。。。
・・・まぁ若かっただけだと思う。
そう言えば90年ストーンズのすぐ後に、
あのポール・マッカートニーの初来日公演が控えていた。
ほぅ、今回と同じく立て続けに世界的大物アーテストが来日していたんだなぁ。
もちろんポールの時には一秒も見逃してはなるまいと、
息巻いていた・・・根性なしである。