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本名:山下裕美
出身:大阪府堺市 生息:東京都渋谷区 本職:広告意匠士 どさんぴんリンク DOSANPIN GUITAR HOLIC日本フォスター・プラン アムネスティ 国境なき医師団 日本赤十字 日本ユニセフ協会 グリーンピース・ジャパン グローバル・ヴィレッジ 以前の記事
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2009年 04月 20日
「君と僕は違う、だからうまくいく」 この事はお互いに認め合った関係性においてでしか成り立たない。 相手を上下軸で捉えてしまうとうまくいくどころか喧嘩になってしまう。 それが民族や宗教となると、どうなるのか言わずもがな。 歴史を見ればに戦争状態に突入する前のキャンペーンとして 「恐怖」の他に扇動材料として他民族に対しての優位性を説く事がある。 ナチスがユダヤ人に行った蛮行は言うに及ばないが、 何かしらの民族文化的優劣を示すことによって、 自らの正当性を固辞しようと企む。 我々の国が朝鮮半島や台湾、東アジアに行った蛮行も間違いなくそうだった。 当たり前の事実として民族の優劣などあるわけもないが、 どの国の人間もそのような話題には事欠かないようである。 つまり民族として一致団結させる媚薬になるのだ。 しかし驚いた事にこの優位性を謳い建国した国がある。 それは多くの日本人が正義と疑わないあのアメリカ合衆国である。 「フィリピン人に文明とキリスト教を」「メキシコ人に文明を」 などと自らの道徳的優越性を示すために、 「アメリカ例外論」という非常に危険な発想を国是とする。 それはいつしか「ヒロイズム」として具現化されて、 一般市民の中にも奥深く浸透するものになっているように見て取れる。 アメリカは丘の上の都市で見上げられる存在だ アメリカは特殊であり他とは違う、違うだけではなく優れている。 アメリカ人は外国人より優秀で、アメリカ社会は他のどの社会より優れている。 自分は他より優秀なのだから卑劣な事をしてもいいのさ。 劣った相手だからひどいことをしても正当化される。 何故なら我々は違うのだから・・・。 歴史上これまで戦争を繰り返して来た背景には必ず 「帝国主義」という発想があった。 大英帝国、ロシア帝国、ドイツ帝国、大日本帝国 フランス、ベルギー、オランダ、スペイン・・・ たくさんの帝国主義が生まれ甚大な犠牲の結果、 少なくとも共栄への転換を探ってきた。 この戦後の潮流に与しなかった特別なアメリカは 自由と民主主義をふりかざせば何でもありの 地球上最後のありふれた帝国になった。 そしてマネー資本主義という手前の正義で あらゆる国を帝国の冊封(さくほう)国家に仕立て上げた。 とりわけ僕たちの国はそのマスターピースとして自慢できるだろう。 私がルールブックだと言わんばかりの外交を繰り広げ その高慢なやり方に日本も少しは見習えとの世論も少なからずあるが こんなツッコミどころ満載の発想を国是とし、 立憲共和制を作り上げたアメリカの本質を知れば、 そういった論も少しは変わるだろう。 彼らにとっての悲劇とは自国民の命でしか計れないようで、 「ヒロシマ」「ナガサキ」に落とした核爆弾を 未だに「多くの命を救った」と嘘ぶき正当化する背景も見えてくる。 スーパーマン、スパイダーマン。 なぜかいつも等身大で登場する彼らのヒーロー達は 実はそんな例外論から産み落とされた アメリカ文化の「神話」なのかもしれない。 (1)IMAGINEはもういらない (2)恐怖は儲かる (3)ヒロイズムという神話 (4)そして戦争は正当化される (5)戦争が出来る立派な国にしよう (6)ナショナリズムからパトリオティズムへ (7)正義は我にあり (完)イマジンよりアクション
by do-san-pin
| 2009-04-20 20:15
| トウキョウ・ハッピーズ
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