もともとボクは猫好きというわけじゃなかったんだけど、
コイツは麻布にあるデザインプロダクションの敷地内で野良として生まれ、
そこの知り合いから「貰ってくれないか?」との連絡があって、
いつもの安請け合いでウチに来た。
話によると他の兄弟より元気がなかったものだから誰にも貰われなかったらしい。
確かにやせっぽちだし兄弟にやられたらしく片目が傷ついていて、
なんとも情けない風貌だった。
医者に連れて行くとその片目の視力は残ってないだろうとの事。
しかし本人は気にする素振りもなく、まあスクスクと元気に育ってくれている。
名前は「ちびた」というらしいが、
最近のボクは「チビターニャ」と呼ばせてもらっている。
頼み事をするときはすり寄って来るくせに、
だっこしようとすると露骨に嫌がる、
付かず離れずの猫と付き合う日々が6年以上経ったいま、
猫の居ない世界は考えられなくなってしまったニャ。
本日2月22日は「猫の日」。
この美しく気高くそしてワガママな生き物が日々接してくれる。
これはこれは、どうもおめでとう御座います。