いまではあたりまえのアジャスタブルブリッジ。
世界で初めて発表したのはGRETSCHでした。
1951年にグレッチが開発した世界で初めて各弦のイントネーションを
個別に調整できるように工夫されたブリッジです。
各弦のサドルをスライドさせてオクターブ調整し
個々のサドルで固定できるようになってます。
メリタブリッジには、いくつかのバージョンが存在しますが、
特にレアなシンクロソニックだと思います。
17インチフルアコ等のドレスアップには最適なのですが、
いかんせんミュートがやりにくいのがヴィンテージなご愛敬。
▼▼▼▼ それではどんな物か写真と共に見てみましょう ▼▼▼▼
'50s MELITA BRIDGE / GRETSCH
▼全体的にとても手の込んだ造りです
▼台座はエボニーで駒はプラスティックです
▼弦高のアジャスタブルはこんな感じです
▼6~1弦幅(溝)の合計幅:約52mm
▼刻印:SYNCHRO-SONIC BRIDGE
▼刻印:PAT.PENDING(特許申請中)
▼'60sのメリタブリッジとくらべてみましょう
▼上:1960年代 / 下:1950年代初期
▼上:1950年代初期 / 下:1960年代
▼刻印は50年代初期の方がハッキリ刻まれて綺麗です
さて、アルミ合金の割合のせいでしょうか?
金属部は60年代の物よりかなり軽い素材で仕上がっています。
因みにヴィンテージ・グレッチを数多く扱う、
某楽器店オーナーの方に「今まで見た事が無い」と言われました。
僕もコレしか出会った事がありません。
さすがに50年代はいろいろと謎が多いですね。
〜と言うことで今回はレアなメリタブリッジをご紹介しました。
それでは、今日はこのへんで。