コートの襟を立て あるく人影のない街を
はやく帰らなきゃ 夜に堕ちて行くまえに
独りだけの部屋で 伏せた写真が哀しいね
あおい煙がとけていく あの日と同じ夜空へ
初めて抱いた十九のあなた
白い肌と黒髪と
そして寄り添った命果てるまで
まるでシャボンのように
独りあの世へのラブソディー
最期の黄昏パラダイス
空はいつもよりも低く 錆びた命に語りかける
花は散るとき何思う 目にも触れぬ片隅で
だれも振り向きもしないで 明日へと消えてゆくだけ
あなたと歩いた証は どこにあると言うの
ワシらにも若いときがあって
恋に堕ち結ばれて
そして寄り添った命果てるまで
まるでシャボンのように
独りあの世へのラブソディー
最期の黄昏パラダイス
パッパ パラダイス
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